#ゴシックホラー
5作品
悪役
竜は己から逃れられなかった
人々を癒す蘭方医・桐生玄晧は、血に潜む竜性を薬で切り離そうとするうち、夜ごと獰猛な黒竜「叢雲」に変じるようになる。制御は薬なしでも失われはじめ、恩人を手にかけた玄晧は、竜の姿のまま己に刃を向ける。友の手に残された手記だけが、真実を語る。
#ゴシックホラー#二重人格#破滅
読了目安 15分悪役
竜は渇きを拒まなかった
かつて竜騎衆を率い国を守った颯牙は、幾百年の孤独の果てに人の生気を糧とする捕食者へ堕ちた。地所の若い代書人が山中の館でその正体を知り、颯牙は新たな狩場を求めて都へ移り棲むが、老学者と若者たちの手で追い詰められる。
#ゴシックホラー#正体を暴く追跡劇#堕落した守護者
読了目安 14分脇役
竜は隻眼を閉じなかった
代々続く堂守りの務めを継いだ「私」は、同居する老竜の白く濁った隻眼にだけ、説明のつかない恐怖を募らせていく。ある夜ついに手を下し、亡骸を床下に隠すが、静まったはずの鼓動が、なぜか耳の奥で鳴りやまない。
#心理サスペンス#ゴシックホラー#良心の呵責
読了目安 14分主役
竜は名を呼ばれなかった
禁忌の秘術で継ぎ接ぎの巨躯に命を吹き込まれた竜は、創造主に一目で見捨てられる。森番の一家をひそかに見守り、独学で得た情愛と、誰にも呼ばれることのない自らの名を胸に抱いたまま、竜は裏切りの果てへと向かう。
#ゴシックホラー#創造と責任#孤独の悲劇
読了目安 14分悪役
竜は呪いを望まなかった
荒野の館に伝わる呪竜伝説――先祖が生贄を捧げて封じたという怪物が、当主を次々と死に至らしめているという。名探偵の理詰めの推理が暴くのは、伝説を隠れ蓑にした遺産殺人と、捕らわれ利用された一頭の哀れな竜の姿だった。
#ミステリー#ゴシックホラー#因習の館
読了目安 14分