物語雳
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#童話

5作品

脇役

竜は褒美を求めなかった

宮廷の寵愛は、竹林に棲む幼竜の歌声から、宝石で鱗を飾ったからくり竜へと移ろっていく。疎まれ山へ帰った本物の竜が再び窓辺に舞い戻るのは、死神の忍び寄る夜のことだった。

#童話#本物と偽物#死神との邂逅
読了目安 16分
主役

竜は口づけを求めなかった

泉に沈めた黄金の毬を拾ったのは、拳ほどの小さな竜だった。同じ卓で食べ、同じ寝床で眠るという約束を、王女は渋々ながら最後まで守り抜く――呪いを解いたのは、愛の口づけではなかった。

#童話#呪いと救済#約束
読了目安 13分
悪役

竜は身を縮めることを厭わなかった

遺産といえば黒猫一匹きり。途方に暮れる三男坊の前で、猫は長靴と頭陀袋を求めた。狙うは、力ずくで谷を奪った見栄坊な老竜の居城――化けくらべの果てに、竜は自ら鼠に縮んで滅びる。

#童話#機知比べ#成り上がり
読了目安 14分
主役

竜は二度と奪わなかった

討たれ石と化し、黄金の鱗を纏ったまま鐘楼に据えられた竜像。渡りに遅れたつばめとの出会いが、生前の強欲を悔いる竜に最後の贖いをもたらす――幸福な王子を翻案した自己犠牲の物語。

#童話#贖罪#自己犠牲
読了目安 14分
悪役

竜は姿を見せなかった

娯楽のためだけに獣を狩り続けてきた二人の紳士は、深山の霧の奥に現れた洋風料理店で、扉ごとに続く奇妙な「注文」に導かれていく。姿を見せぬ山の主が仕掛けた宴の正体とは。宮沢賢治『注文の多い料理店』を翻案したダークファンタジー。

#童話#ダークファンタジー#因果応報
読了目安 14分